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■fieldjam(フィールドジャム)
代表:林田 豪元

1995年、設計事務所勤務を経て独立し、フィールドジャムを設立。住宅から超高層ビルまで様々な規模の設計事務所とプロジェクトに携わり、建築設計支援のためのCGパース、アニメーション等の制作を行っている。また、CG業界のイベントでは講演も多数実施している。

私は1995年より建築関連のCG制作に携わっており、スタートからArchiCADをメインツールとし、3dsMaxによって仕上げるというワークフローを採用しております。まずArchiCADについてですが、当初はBIMという言葉は存在せず、「建築専用3DCAD」という捉え方をされていました。そのため、3Dモデルにフォーカスし作業を進めていたのですが、これは入力データのアウトプットのひとつに過ぎないという認識を持ち続けていました。現在では、その様々なアウトプットの効率的な活用が行われています。私とワイズラインは、BIMで入力されたデータをCGパースやアニメーションなどでの活用のみに留まらず、設計業務における様々なニーズに対応できる後方支援業務を行っています。

次に3dsMaxを用いたフィニッシュワークについてです。現在ではグローバルイルミネーションを用いたフォトリアルなCGが一般的になっています。質感設定、ライティングなどを感覚的に捉えることは重要なのですが、昨今のレンダリング方法では物理的な光の振る舞いなどを把握することが必要になっています。さらに、モデリングそのものについてもきちんとしたディテール表現が必要な場面がありますが、3dsMaxを用いることにより柔軟に対応できる体制を築いております。私どもは、感覚的/物理的、両側面のバランスを取りながら、仕様用途に応じたプレゼンテーションツールのご提供を行っています。

私は、自らの経験と知識をワイズラインに注ぐと共に両者の綿密な提携関係を基盤とし、これからのBIMを中心とした建築/建設業務に対して、的確なサポートをご提供できることを目指しています。